子供を子供扱いしない

以前ヨーロッパ諸国を旅行したとき、現地の子供たちが「知らない大人とちゃんとコミュニケーションできること」にとても驚きました。小さい子供がときにはジョークを交えたり、ある女の子なんてまだ3歳くらいなのに私よりよっぽど色っぽく「そんなこと聞いちゃだめ(ウインク付き)」と電車の車掌さんに答えていました。日本の小さな子供たちにはあまり見られない光景で、この差は何だろう?と、とても興味を持ちました。

 

スイスのユースホステルで仲良くなったイギリス人女性にこの疑問をぶつけてみたところ、「う〜ん、今まで意識したことはなかったけど、もしかしたら子供を子供扱いしないことかな?」という答え。


なるほど。子供扱いするから相手は子供っぽくふるまう。こちらが優しく接すれば相手もそのようにふるまう。こちらがイライラして接すれば同じ態度が返ってくる。全ての人間関係に共通していることですね。

我が家の息子が通っている幼稚園では園児を大人扱いします。1人の強い人間として自立を促すためで、3歳からひとりひとりに机と椅子が用意され自分のものは自分で管理します。自分が取り組みたいことを自分で選んで活動できる時間もあり、自分で決める能力も重要視しています。

そういえば、欧米諸国では小さなうちから自分の部屋でひとりで寝る習慣がありますね。

英語熱はますます加熱し、日本人はコミュニケーション力が低いとか、国際力が必要だとか声高に叫ばれている昨今ですが、ただ「ことばとしての英語」を身につけても、暗記テストでいい点がとれるだけで何にもなりません。

小さな子供の頃から、自分の意見を持ちそれを発すること、初対面の大人とも普通に堂々と会話を楽しめること、何でも親に決めてもらうのではなく自分で決めること、精神的に自立すること等々、このような習慣・態度を身につけることも将来きっと役に立つと思います。

当スクールではこのようなポリシーでレッスンを行なっております。ぜひ体験レッスンにいらしてくださいね!

 

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